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高齢者が水虫に感染すると転倒リスクが高くなる

2020年04月23日

医学の発達や食生活の安定により平均寿命は昔に比べて大幅に伸びています。でも自律した生活を送れる期間・健健康寿命も長くなければ、寝たきりのままで長生きしても意味は無いはずです。平均寿命は90年に手が届こうとしている現代、健健康寿命はそれよりも男性は9年・女性は12年程度も短いことが分かっています。

高齢者になっても自律して生活する、その為には自身の足でしっかりと歩けることが必要不可欠でしょう。よぼよぼの歩き方で介助も無しに放っておくわけには行きません。そのためには足の指で身体を支える力が必要です。でも水虫がそれを不安定にしてしまいます。高齢者の水虫感染者は転倒するケースが多くなっており、それが健康寿命に影響を与えているのです。治療期間中に骨も筋肉も痩せ細り、たちまち身体を支えることが出来なくなるでしょう。このまま寝たきり生活へと入って行かないとも限らず、たかが水虫とは言っていられない状況にとなってしまいます。

それに関係するのが爪白癬、足のつめに白癬菌が入ってくるという病気です。まずは湿気がたまりやすい足の指を中心に水虫の症状が出てきたという方も、放置しているとやがては爪へと侵入してくるケースは多く出来る限り初期段階で治療を始めたほうが良さそうです。ただかゆみを伴わないのでついつい放置してしまう確立も高い病気、でも寝たきりにはなりたくないなら重要です。白癬菌がどこに感染するかで症状がまったく異なるのもやっかいなところ、爪白癬だとまずはつめの色が白や黄色に濁ってくるところから始まることを知っておきましょう。やがて爪は変形しボロボロに、角質がどんどん落ちていきます。それは身体の免疫力が抵抗している証拠ですが歩き方にも大きな影響を及ぼすのです。小さな部位である足の爪、でもその硬い存在が歩く時に支えになっていることは無くなってみると良く分かります。途端に不安定になり、それが特に歩きがおぼつかなくなっている高齢者には転倒という形で現れます。もう今更水虫治療なんてしなくとも、と放置している方もいるかもしれませんが今普通に歩けているのは爪の支えもあってこそです。これからも身体を支えてくれるよう治療をきちんと行って水虫の白癬菌を追い出してやりましょう。免疫力・抵抗力も衰えているので感染するとどんどん悪化して行きます。壊疽を起こして切断といった事態になったらもう車椅子生活は免れません。早めに治療を開始すれば、塗り薬を数ヶ月塗り続けるだけで良いのです。高齢になっての内服薬は肝機能に悪影響が大きすぎるので塗り薬で爪白癬を治すことに、そうなると1年以上の長期的な治療が必要となります。硬い爪の奥底に潜んでいる白癬菌は、表面に抗真菌薬を塗る程度では意味がありませんから完治させるのは大変です。足の指の間まできれいに洗うなど、出来れば水虫自体に感染しないよう、日頃から予防に努めることもおすすめします。